岩手県遠野市。
昔話や不思議な言い伝えが、今もあちらこちらに残る町です。
今回の旅は、そんな遠野の物語を訪ねる3日間。
田んぼの中にぽつんと佇む荒神神社、ちょっと変わった権現様の言い伝えが残る六神石神社。
何気ない風景の中にも、不思議な物語が隠れているのが遠野の面白さです。
伝承園では昔の暮らしに触れ、常堅寺からカッパ淵へ。
カッパが現れても不思議ではないような景色を眺めながら、昔話と現実の境目が少し曖昧になるような時間を楽しみました。
カッパ淵を眺めていたところ、突然「ボチャン」と音が。
もしかしたら本当にカッパがいるのかもしれません。
翌日は、遠野市立博物館やとおの物語の館を訪れ、遠野の歴史と物語をもう少し深く知ることに。
ちょっと珍しい「オトラサマ」をお祀りした神社も見てきました。
そして、今回とても印象に残ったのが、語り部さんのお話でした。
本で読む昔話とは違い、人の声で語られる物語には、その土地の空気や、人々の思いまで込められているように感じます。
昔話は、ただ昔の出来事を伝えるものではなく、今も人から人へと受け継がれているものなのだと、あらためて感じた時間でした。
そして旅の最終日は、馬っこを育てる「もじゃ牧場」で馬と出会い、宮沢賢治の世界を楽しむため花巻へと向かいました。
宮沢賢治記念館やイーハトーブ館を訪ね、遠野の民話とはまた違う、想像力豊かな物語の世界を楽しみました。
神様やカッパ、座敷わらし、そして宮沢賢治の世界。
遠野から花巻へと続く3日間は、まるで物語の中を旅しているようでした。
美しい風景を楽しむだけでなく、その土地に伝わる物語を知ることで、いつもの景色が少し違って見えてくる。
そんな旅の楽しさを、あらためて感じさせてくれた遠野。
昔話や不思議な伝説が好きな方はもちろん、いつもとは少し違う旅を楽しみたい方にも、ぜひ訪れてほしい場所です。

今回の旅は、YouTubeで3部作としてご紹介しています。
第1部「神と妖の里」
第2部「民話の中へ」
第3部「物語は続いている」
遠野の風景と、そこに息づく物語の世界を、動画でもぜひお楽しみください。